さてさて今回は、「これまで興味はあったけど、日本からは面倒くさくて全く行く気はなかった島」のイースター島です。オーストラリア-南米だと、飛行機の組み合わせで行けちゃうので行ってきました。モアイーーーー
4/28 朝10時くらいに、Isla de Pascua(イースター島)に到着。タヒチでの体調不良が後をひき、飛行機酔い全開。かろうじて吐きはしなかったけど、途中でうっくうっくと言いながら、必死に耐えてました。
出国用チケットを持たない、片道入国だったので、ちょっと気合をいれて臨んだ入国審査はあっさりOK。荷物を引き取って、ふう・・・と一息・・・つこうと思ったら、宿の客引きたちがひっきりなしに話しかけ続ける。とにかく外の空気を吸いたいので「ちょっとまって、後で聞くから」と言っても、30秒もたたないうちに、また話しかけてくる。英語がわかんなかったんだ、と後で気づいた。
なんとか10分ほど休んで、やっと人の話を聞ける状態に回復。値段表示が米ドル・ペソを混ぜて言ってくるのでわけがわかんなかったけれど、一晩80ドルの宿を、なぜか20ドルにまけてくれるところに決定。
最初80ドルと言っていたのに、「20ドル以下しか無理」といったら、あっさり値下げ。10ドルって言えばよかった。怪しい感じもしたんだけど、一番英語がちゃんと通じたのでここにした。ついてみると、広い目の部屋に3つベッド。誰かとシェア?と思ったら、私1人だった。わーい。あとからおじさんが、しつこく「ツアーはうちで予約してね」といってきた。これか。
この日は3時ごろまで寝て、ペソをまったく持ってないので島に一つだけある銀行へ。英語の伝わらない中で両替する気力がなかったので、窓口はさけて、国際キャッシュカード使えるかな?とATMへ。Plusマークがない。。Cirrusあるのに。そういえば、オーストラリアで作ったCommonwealthのキャッシュカードにCirrusマークついていたような?何の手続きもしてないから、「まさか使えないよねー」と言いつつ入れてみると、何か処理し始めた!ペソ出てきた!!ちゃんとSavingアカウントから出ている様子。気力がない中でめちゃくちゃうれしかったです。オーストラリアのカードは、勝手に国際仕様になってるんですねぇ。
入国5時間後、やっと現金を手にし、機嫌よく待ち歩き。すごい小さい町なんだけど、まぁ生活には困らない程度。ちゃんとコーヒー屋さんがあったので、私には良いところ。海辺にいくと、モアイが3体ほど。おぉ、と思うより前に、「ちっさい」と言ってしまった。
夜はカナダ人夫妻と少しお話。英語を聞いて、ほっとした。
4/29 朝、目が覚めたら雨。もっかい寝る。
3時に目が覚めて、ツアーの予約しなきゃな、と宿のおじさんを訪ねると、6万ペソ(約120ドル)と言う。前日、街中の代理店でチェックした値段の2倍。。。やっぱりかと思って、「他のところは半額くらいだったよ」というと、「他のところは行く先々で追加料金を取られるんだよ」とのこと。んなわけあるかっっ!とは思いつつ、確信はないので「頼みたくなったらまた言うよー」とお茶を濁しておいた。
昨日チェックしていた代理店に行って予約したら、ランチ込みでやっぱり追加無しの60ドル。おじさん、すぐにばれるうそを。。。なんだか切ないなと思った。
普段はツアーって嫌いなんですが、イースター島にはローカル交通機関がないので、現地ツアー頼むしかないんです。車レンタルって手もあるけど免許ないし。。あと自転車レンタルって手もあります。まぁ大変だろうけど、周れる島のサイズ。私は病み上がりなので無理です。
4/30 朝9:20に出発。小型バスに10人ちょい。
VAIHU - AKA HANGA - RANO RARAKU - TONGARIKI - TE PITO KURA - ANAKENA
ガイドさんが英語とスペイン語でそれぞれ説明してくれる。なぜモアイを作るのか、なぜ全部倒れているのか、帽子みたいなのは何なのか、などなど。ろくな予備知識無しにきてしまったので、私には初めて聞く話ばかりでした。
基本的に大味なつくりのモアイは、私にとって「ふーん」より少し上程度の感想なんですが、ラノララクで大量に転がっている、目的地へたどり着けなかったモアイたちの図はなかなか壮観でした。昔の人が四苦八苦してモアイを運んだ姿が偲ばれます。。
あと、トンガリキで、ガイドさんが「チリ政府は何にもしてくれなくて荒れ放題だったモアイを、日本人がすごいコンピューターを使って、大量にお金を出して、この15体のモアイを復元してくれたんだよ」と説明したあと、他のお客さんが私に「日本人に感謝するよ」と言ってきたのでちょっと困った。でも、知らないところで日本人がいい方向に評価されているって、うれしい話ですね。
イースター島の人たちは、モアイを運ぶために島中の木を採り尽くしてしまって、なくなってしまったからモアイ作りをやめてしまったそうです。だからイースター島は丸坊主。現在はアナケナにタヒチから流れ着いたやしの木がたくさん生えています。昔もやしの木が生えていたら、今度は山がなくなるまで、岩を切り出してモアイ作ったのかなぁ。
夜、食事してから宿に戻ると、一歩先に戻っていたニュージーランドからのお姉さんが「私くさい。どろどろ。汚い。もういやーーー!」と嘆いていて、何かと思えば、乗馬で回る一日ツアーだったようです。馬ツアーをやりたい人は覚悟が必要ですね。
それぞれの旅のお話をしていて、私が今ガイドブック持ってなくて、サンティアゴが不安なんだー。というと、自分のロンリープラネットくれた!!ありがとうーーー。
5/1 昨日、ツアーを他のところで申し込んでしまったので、宿のおじさんと宿代でもめるかなぁ?とちょっと不安でしたが、何事もなく終了。最後に嫌な思いしなくて良かった。。空港までの送迎もちゃんとやってくれたよ!いい人なんだかわるい人なんだか、よくわからんおじさんだったなぁ。
そんなこんなで、のほほんイースター島滞在でした。
性格は慎重派と思われる事が多いですが、気合と根性で何でも解決しようとするフシがあります。ノリは体育会系。