2008'12.31.Wed
旅が終わってまずはじめに思ったのは「さぁ、これからだ!」
私が高校生くらいの頃から自分に対して持っていた理想は、「いつでもどこにでも行ける自分」であること。ふと思い立ったときに、いつでも放浪の旅に出れること。誰にも私の旅の迷惑をかけないこと。一人の人間として成り立っていること。
そのためにはきちんと収入がなきゃだめだし、それなりに貯金も必要だし、何かしらの生活手段になりえるスキルは必要だし、身のまわりはシンプルにしておかなきゃいけないし、意外とクリアしなきゃならない事が多くて、我慢することも多かった。
まず始めに、ペットが飼えない。すっごい飼いたかったフェレットはペット屋さんで眺めて我慢していたし、飼えるものといえば3年程度が精々のハムスターや熱帯魚。熱帯魚は飼い主の意向に反して、寿命の倍ほど生きてくれたけれど・・・(そのせいで旅立ちが遅くなった)アロワナや肺魚なんかの古代魚は大好きだけど、10年生きてしまうから飼えなかったし。
そして住まい作り。熱帯魚の寿命に引きづられてずるずると仕事を続けている間に、マンションを買う頭金くらいの貯金が出来てしまって困った。だって買っちゃいそうなんだもん。家具やインテリアを見るのがとても好きなんだけど、賃貸だといつか引越しを考えなきゃいけないので買えないし、マンション買って家具を揃えちゃったら人に貸すこともできないし。こちらも家具屋さんで眺めるだけで我慢した。
最後に彼氏さん。まぁ、これは所望してもどうだか不明ですが(笑)、旅立つときにお別れするのは切ないし、喧嘩にでもなれば私の旅に最初からケチがつくし、と思って、かなり恋愛ごとに引け腰でした。一緒に旅に出れば良さそうなもんだけれど、経験的に誰かと旅行は向いてないので考えませんでした。まぁご縁があれば何かあったんだろうけど、運よく(?)長続きするようなご縁はなかったので良かった。
とまぁ、結構、色んなことを我慢し続けた旅立ち前でした。いつでも「私の中にあるもの以外、全部捨てちゃえ!」が心の合言葉でした。荒む。。
なので、旅から帰ってきて、ほんとに「やったーーーー。これからは欲しいものを買っても良いんだ!!!」と思いました。まぁ、貯金かなり使っちゃったので、また一から貯めなおさなきゃなんですが。もともと生活にお金がかかんないので、適当に貯まるでしょう。
でも、こんな風に色んなことを我慢してでも、やっぱり旅には出たかった。
色んな景色、色んな生活を見たかったし、自分がどういうものに心が惹かれるのかを知りたかった。どんなところに行きたいと思うのか知りたかった。何が欲しいのか知りたかった。だから、世界中で記念写真やパスポートのスタンプを集めるような旅ではなくて、本当の放浪をしてみた。案外、国の数は少なかったけれど、結構色んなものは見てこれたと思う。
日本できちんと生活しようとしたら「やらなくちゃ」に追われて、素直に「やりたい」が見えなくなる。
仕事はストレスないし、ワガママ言いたい放題だし、他の人と比べたら自由なほうだったと思うけれど、それでも他の人が困らないように「やらなくちゃ」いけないコトは多い。自分に使える時間だって少ない。友達と飲みに行く時間はいくらでも作るけれど、自分の気持ちに向き合うためのまとまった時間は作れない。たとえ何週間かのまとまった休みをとったとしても、必ず「○日に帰らなきゃ」が付きまとう。
それは自分が困らないように生きていくための最低限のルールだと思うし、その生活が嫌いなわけじゃない。むしろやらなきゃいけないことを提示されるのは意外と楽チン。考えなくても良いもの。目の前のことを粛々と片付けていくのは、それなりに私の性分にあってると思うし。
ただ、それにハマッて気がついたらおばあちゃんでした、ってのは、この平和な国の平和な時代に生んでもらったコトを生かせてなさそうで、もったいない気がした。せっかく私は、自分の人生を自分でアレンジできる、素敵な時代に生きている。私が「欲しい」と思ったことは、私が頑張れば手に入れられるチャンスがたくさんあるのに、本当に欲しいものは何なのかわからない。
だから、一度、何の予定もない、自分がナニモノでもない、バッグひとつだけ担いで、どこに行こうと何をしようと、本当に自由なこの一年は、私にとって大切なものでした。何か決まったものが見つかったのか?といえば、答えはNOなんだけれど、自分がこういうことをしていたら、こういう中にいれば気持ちが良い、というのはとてもよくわかったし、逆にこういうところにいたら気持ちが悪くなる、ということもわかった。楽しい!という感覚がわかった。
これからは、そういう自分が良いと思うものに、どれだけ生活を近づけていけるかどうかが、頑張りどころです。
新しい人生、がんばるよ!
旅を終えて、最後に。
旅で知り合った、本当にたくさんの人達。私に笑顔をくれてありがとう。私が困ったときに助けてくれてありがとう。私が落ち込んでいるときに笑わせてくれてありがとう。私といて楽しいと言ってくれてありがとう。色んなことを教えてくれてありがとう。心配してくれてありがとう。気にかけてくれてありがとう。やさしくしてくれてありがとう。本当にありがとう。
心からのありがとうを、みんなに贈ります。
私が高校生くらいの頃から自分に対して持っていた理想は、「いつでもどこにでも行ける自分」であること。ふと思い立ったときに、いつでも放浪の旅に出れること。誰にも私の旅の迷惑をかけないこと。一人の人間として成り立っていること。
そのためにはきちんと収入がなきゃだめだし、それなりに貯金も必要だし、何かしらの生活手段になりえるスキルは必要だし、身のまわりはシンプルにしておかなきゃいけないし、意外とクリアしなきゃならない事が多くて、我慢することも多かった。
まず始めに、ペットが飼えない。すっごい飼いたかったフェレットはペット屋さんで眺めて我慢していたし、飼えるものといえば3年程度が精々のハムスターや熱帯魚。熱帯魚は飼い主の意向に反して、寿命の倍ほど生きてくれたけれど・・・(そのせいで旅立ちが遅くなった)アロワナや肺魚なんかの古代魚は大好きだけど、10年生きてしまうから飼えなかったし。
そして住まい作り。熱帯魚の寿命に引きづられてずるずると仕事を続けている間に、マンションを買う頭金くらいの貯金が出来てしまって困った。だって買っちゃいそうなんだもん。家具やインテリアを見るのがとても好きなんだけど、賃貸だといつか引越しを考えなきゃいけないので買えないし、マンション買って家具を揃えちゃったら人に貸すこともできないし。こちらも家具屋さんで眺めるだけで我慢した。
最後に彼氏さん。まぁ、これは所望してもどうだか不明ですが(笑)、旅立つときにお別れするのは切ないし、喧嘩にでもなれば私の旅に最初からケチがつくし、と思って、かなり恋愛ごとに引け腰でした。一緒に旅に出れば良さそうなもんだけれど、経験的に誰かと旅行は向いてないので考えませんでした。まぁご縁があれば何かあったんだろうけど、運よく(?)長続きするようなご縁はなかったので良かった。
とまぁ、結構、色んなことを我慢し続けた旅立ち前でした。いつでも「私の中にあるもの以外、全部捨てちゃえ!」が心の合言葉でした。荒む。。
なので、旅から帰ってきて、ほんとに「やったーーーー。これからは欲しいものを買っても良いんだ!!!」と思いました。まぁ、貯金かなり使っちゃったので、また一から貯めなおさなきゃなんですが。もともと生活にお金がかかんないので、適当に貯まるでしょう。
でも、こんな風に色んなことを我慢してでも、やっぱり旅には出たかった。
色んな景色、色んな生活を見たかったし、自分がどういうものに心が惹かれるのかを知りたかった。どんなところに行きたいと思うのか知りたかった。何が欲しいのか知りたかった。だから、世界中で記念写真やパスポートのスタンプを集めるような旅ではなくて、本当の放浪をしてみた。案外、国の数は少なかったけれど、結構色んなものは見てこれたと思う。
日本できちんと生活しようとしたら「やらなくちゃ」に追われて、素直に「やりたい」が見えなくなる。
仕事はストレスないし、ワガママ言いたい放題だし、他の人と比べたら自由なほうだったと思うけれど、それでも他の人が困らないように「やらなくちゃ」いけないコトは多い。自分に使える時間だって少ない。友達と飲みに行く時間はいくらでも作るけれど、自分の気持ちに向き合うためのまとまった時間は作れない。たとえ何週間かのまとまった休みをとったとしても、必ず「○日に帰らなきゃ」が付きまとう。
それは自分が困らないように生きていくための最低限のルールだと思うし、その生活が嫌いなわけじゃない。むしろやらなきゃいけないことを提示されるのは意外と楽チン。考えなくても良いもの。目の前のことを粛々と片付けていくのは、それなりに私の性分にあってると思うし。
ただ、それにハマッて気がついたらおばあちゃんでした、ってのは、この平和な国の平和な時代に生んでもらったコトを生かせてなさそうで、もったいない気がした。せっかく私は、自分の人生を自分でアレンジできる、素敵な時代に生きている。私が「欲しい」と思ったことは、私が頑張れば手に入れられるチャンスがたくさんあるのに、本当に欲しいものは何なのかわからない。
だから、一度、何の予定もない、自分がナニモノでもない、バッグひとつだけ担いで、どこに行こうと何をしようと、本当に自由なこの一年は、私にとって大切なものでした。何か決まったものが見つかったのか?といえば、答えはNOなんだけれど、自分がこういうことをしていたら、こういう中にいれば気持ちが良い、というのはとてもよくわかったし、逆にこういうところにいたら気持ちが悪くなる、ということもわかった。楽しい!という感覚がわかった。
これからは、そういう自分が良いと思うものに、どれだけ生活を近づけていけるかどうかが、頑張りどころです。
新しい人生、がんばるよ!
旅を終えて、最後に。
旅で知り合った、本当にたくさんの人達。私に笑顔をくれてありがとう。私が困ったときに助けてくれてありがとう。私が落ち込んでいるときに笑わせてくれてありがとう。私といて楽しいと言ってくれてありがとう。色んなことを教えてくれてありがとう。心配してくれてありがとう。気にかけてくれてありがとう。やさしくしてくれてありがとう。本当にありがとう。
心からのありがとうを、みんなに贈ります。
PR
2008'06.06.Fri
届いたよーという連絡がぽちぽち来ております。実は料金不足疑惑があったんですが、5ソルであってたみたいですね。良かった!!
まだ届いてない方は、もちょっと待っててください。本当に届かなかったらゴメンナサイ!
ちなみに今回、ハガキの最後に私が食べたいものを書いてます。ハガキはみなさんへのプレゼント企画なんですが、届いた瞬間から私のタカり企画に変身します(笑)
スルーして頂いてもちろん構いませんが、かなえると小さいハッピーがあなたのもとへやってくる!・・・と良いですねぇ。。
まぁ、無事に帰ってきたので、飲みにいきましょう(^O^)/
ちなみに、この日記ももうしばし更新します。アップしてない記事がいくつもあるので。
それでは!
まだ届いてない方は、もちょっと待っててください。本当に届かなかったらゴメンナサイ!
ちなみに今回、ハガキの最後に私が食べたいものを書いてます。ハガキはみなさんへのプレゼント企画なんですが、届いた瞬間から私のタカり企画に変身します(笑)
スルーして頂いてもちろん構いませんが、かなえると小さいハッピーがあなたのもとへやってくる!・・・と良いですねぇ。。
まぁ、無事に帰ってきたので、飲みにいきましょう(^O^)/
ちなみに、この日記ももうしばし更新します。アップしてない記事がいくつもあるので。
それでは!
2008'06.03.Tue
2008'06.01.Sun
なんだか町並みが美しいらしい、アレキパに来ました。
6/1 10時ごろに着くと思っていたバスが、朝5時についてしまったので、バスターミナルでお茶をして時間つぶし。宿があきそうな7時ごろにタクシーを拾おうとすると、ラパスで同じ宿だった人たちに、街中に行くんだったらシェアしようよ、とそちらのタクシーへ。街中に入って、火山岩で作られた白いカテドラルが見えた瞬間「白くない・・・」とつぶやいた。白さが売りだったんじゃ。。。
目的のホテルにチェックインして、朝食を食べようと外出。早すぎてほとんどレストランが開いてない。アルマス広場の脇のバルコニーで朝食を食べてたら、広場で何か始まった。軍人さんらしき人達が行進してたり、スピーチが始まったり。なんだか良くわからないけれど、広場周りの道路を全部埋め尽くす、軍人さんの数がハンパない。レストランのお姉さんに「アレ何?」と聞いたら、「アニバーサリー for ポテト」と言われた。ポテト?
昼過ぎまで、そのレストランからパレードを見て、おみやげ物屋さんを見て、博物館を見た。アンデス聖地博物館に、すごく状態のいいミイラがあっておもしろかった。その後、マーケットにいってみたり、町並みがきれいといわれ場所に行ってみたりしたけど、正直つまらない。。。夜まで何かしたいけれど、何もすることがなくて、ずっとうろうろしてた。次の一日を、どうやってつぶそうか途方にくれた。
6/2 本気でみるところがないので、夜のバスまで散歩したり、ネットしたり。アレキパ、荷物の都合さえなければ、半日で十分だなぁ。ゆっくりすごすにも、雰囲気の良いお茶屋さんはアルマス広場くらいしかない。。
夜、ちょっとリッチめのバス(70s)に乗って、リマへ出発。
6/1 10時ごろに着くと思っていたバスが、朝5時についてしまったので、バスターミナルでお茶をして時間つぶし。宿があきそうな7時ごろにタクシーを拾おうとすると、ラパスで同じ宿だった人たちに、街中に行くんだったらシェアしようよ、とそちらのタクシーへ。街中に入って、火山岩で作られた白いカテドラルが見えた瞬間「白くない・・・」とつぶやいた。白さが売りだったんじゃ。。。
目的のホテルにチェックインして、朝食を食べようと外出。早すぎてほとんどレストランが開いてない。アルマス広場の脇のバルコニーで朝食を食べてたら、広場で何か始まった。軍人さんらしき人達が行進してたり、スピーチが始まったり。なんだか良くわからないけれど、広場周りの道路を全部埋め尽くす、軍人さんの数がハンパない。レストランのお姉さんに「アレ何?」と聞いたら、「アニバーサリー for ポテト」と言われた。ポテト?
昼過ぎまで、そのレストランからパレードを見て、おみやげ物屋さんを見て、博物館を見た。アンデス聖地博物館に、すごく状態のいいミイラがあっておもしろかった。その後、マーケットにいってみたり、町並みがきれいといわれ場所に行ってみたりしたけど、正直つまらない。。。夜まで何かしたいけれど、何もすることがなくて、ずっとうろうろしてた。次の一日を、どうやってつぶそうか途方にくれた。
6/2 本気でみるところがないので、夜のバスまで散歩したり、ネットしたり。アレキパ、荷物の都合さえなければ、半日で十分だなぁ。ゆっくりすごすにも、雰囲気の良いお茶屋さんはアルマス広場くらいしかない。。
夜、ちょっとリッチめのバス(70s)に乗って、リマへ出発。
プロフィール
HN:
さと
性別:
女性
職業:
旅人
自己紹介:
知らないところに行くの大好き、食べるの大好き。美味しいものを食べるためならどこでも海の向こうでも。
性格は慎重派と思われる事が多いですが、気合と根性で何でも解決しようとするフシがあります。ノリは体育会系。
性格は慎重派と思われる事が多いですが、気合と根性で何でも解決しようとするフシがあります。ノリは体育会系。
カテゴリー
最新記事
ブログ内検索
最新コメント
[05/24 ACAC]
[06/15 Eriko]
[01/23 さと]
[01/23 さと]
[01/18 うまっこ]