2年前に、アンコールワットを見てから「次はマチュピチュだ!」といい続けていた言葉が、ついに実現しました。正直、こんな早く実現すると思ってませんでした。遠いし。
5/24 朝7時に宿を出て、ちょっと優雅な朝食をとって、8時ごろにバスにのっていざ出発。ジグザグ道をバスが登って、いよいよマチュピチュへ。
ゲートをくぐって少し歩くと、一面に広がる空中都市。普段自分の写真をすごく嫌がる私もこたにんさんも、きゃっきゃとはしゃいで記念撮影。考えて見れば、このたび、最初で最後のツーショットじゃないか・・・?
左のほうに、上にあがっていけそうな道があったので、ひいひい言いながら登っていくと、よく写真で見られる風景が。まだ朝早かったので、人があんまりいなくて、かなり静か。その辺の段のひとつにすわって、すごく長い時間、景色を眺めていた。
本当に、よく本でみる景色がそのままなんだけど、さらに鳥ののどかな鳴き声や、風が、あーー、今マチュピチュに自分がいるんだなぁ、と実感させてくれる。よく写真で見るときれいなんだけど、実際はたいしたことがない場所ってたくさんあるけれど、ここは写真で見るより、さらにスケールが大きくて、期待以上。
写真に写らない、周りの景色が、ほんとうに美しい。
マチュピチュは市街地の周りをすべて段々畑として活用しているんだけれど、本当に使える場所はすべて使ったことが良くわかる。段々畑の一歩外は、本物の崖。がけっぷちを更に越えて、垂直ぎりぎりになるまで、農耕地として利用してる。
私はすごく段々畑が好きなので、色んな国でいろんな段々畑を見てきたけれど、畑の面積より、垂直面のほうが広いところなんて、他で見たことない。そのため、一口に段々畑と言っても、ここの風景は他の戸比べてずいぶん石っぽくて、畑というより要塞のよう。
惜しむらくは、今、畑に植えられているのがただの芝生ということか。。。ここにとうもろこしがフサフサと生えてたら、どんなにきれいだったか、と思うと、残念でならない。
段々畑フェチの話はさておき、あんまり全景ばかり眺めていてもきりがないので、市街地のほうへ移動。最初に高いところに上りきって、後は下りばかりなので、思ったより楽に歩けた。街中は、どんな精巧な石組みをしてるんだろう、とわくわくして見に行くと、意外と雑。。さすがに神殿やらちゃんとしたたてものはきっちりと石がきられて組まれてるんだけど、途中の道なんかはバカでかい石をそのままおいて、隙間を小さな石で埋めただけのところが結構あった。なんとなく人間ぽくて良い。
神殿や宮殿は、まぁていねいに作ってありますね・・・という程度の感想。インカの神話をよく知らない&あまり興味がないので、そんなもん。
マチュピチュを見て、インカ帝国時代は、この風景が南米の至るところに存在していたことを思うと、スペイン帝国がどれほどの力をもって、南米を占領し、すべてを壊してしまったのかが良くわかる。もしスペイン軍が当時、この文化的価値を認めることができるだけの懐の広さがあったなら・・・と思うと、今の南米の風景、とりわけ大都市部の風景が残念でならない。しかも目的が金・銀なのだから、残念さを越えてむなしい。
そんなことを考えてしまうと、南米にあるどんなすばらしい教会もカテドラルも町並みも、少しシラけてしまうので、あんまり考えないほうがいいのかも。
ひととおりマチュピチュ観光を終えて、外にある軽食屋さんで、ビールで乾杯!村に下りてから、以前募集した"マチュからのハガキ"を書いて送った。なんとなくハガキの最後に、自分の食べたいものをそれぞれ書いて見ました。無視しても何も起こらないですが、私にご馳走すると、いいことが起こるかもしれません。
その前にちゃんとハガキが届くのかかなり不安ですが。届かなかったらごめんなさい。ケチったんじゃなくて、郵便局のお姉さんの言うとおり、切手を買いました。切手の値段が5s、6s、6.5s・・・・という案があって、5sの切手貼りました。。
夕方、こたにんさんと合流して、ディナーをしたあと、マチュ村でなぜか流行っているHappy Hour で再度乾杯!終日、お酒を何杯まで、何sで飲めますよ、というのがHappy Hourの内容なんだけど、それならHappy Daysで良いよなぁ。。。4杯15sを、5杯15sにしてもらって、私はひたすらピスコサワー、チャレンジャーこたにんさんは、色んな変な飲みものに挑戦。
ヘラヘラわらって、お酒を飲んで、最高の一日が終わりました。
性格は慎重派と思われる事が多いですが、気合と根性で何でも解決しようとするフシがあります。ノリは体育会系。