3/12-29、リンゴ娘してきましたー。齢30にして(笑)パースから車で南に5時間ほど下ったところにある、Manjimup(マンジマップ)という場所のCasualinaというファームです。
朝6時におきて、7時過ぎに車に乗ってファームにいって、7:30-16:30までリンゴピッキングして、5時ごろ帰る、ということを週6日。日曜日だけお休み。町は来るまで20分くらいかかるので、週に2回だけ買出しにでかける。
お部屋はAmyと二人シェア。最初は「good」とか「great」とかの単語しか話さないので、英語苦手なのかと思っていたら、気がつけば普通に長文をさらさらと話していた。最初は面倒くさがってたんだな、このやろう。
30人くらい、同じファームで働いている人たちがとまってたんですが、日本人が5人、香港人が1人、他はフレンチがほとんどでした。フランス人訛りの英語・・・かと思ってよく聞いてみると、英語の合間にフランス語が混じってるようで、良くわからないことが多かったですが、陽気な人たちばかりで面白かったです。陽気すぎて、騒ぎすぎて、次の日に警察行きになった人たちもいました。加減知らないなぁ。。。(写真の人は違うよ。)
仕事は、大人が4人くらい体育座りできる箱いっぱいにリンゴをつめて、一箱27ドルちょい。痛んだリンゴが入ってなければ、5ドルの追加。1日にすごくがんばっても、私は3箱か4箱が限界でした。
黙々とリンゴを採り続けるんですが、時々リンゴの重さと退屈さにキレて、奇声が上がります。いたるところで。。
何とかモチベーションをあげようと、毎日いろんなことを試すんですが(リンゴの数や箱の数のカウント方法だったり、着ていく服だったり、BGM)、最終的にhideの曲を聞きながらライブの思い出に浸ってピッキングするのが一番私には合ってました。最近お気に入りのエルレでもホルモンでもなかったのが意外。曲調によるんですね。リンゴのカウントは数がわからなくなってストレスが増える。服は長袖じゃないと腕が傷だらけになってテンションがさがる。。腕、バグ跡とリンゴの枝での切り傷で悲惨です。丸と線のコラボレーション。
ファームのスーパーバイザーでオージーのおばちゃんがいるんですが、この人、男の子にはニコニコ説明するのに、私には小言ばっかりねちねちと言ってくる(私じゃないものまで)ので、ちょっとキレました。「I've never seen such a bitch!」とグチに付き合ってくれた人に言っても、みんな「僕は男だからわかんないや・・・ごめん」と言われて、しょんぼり。そうだねぇ。
あと、キレたネタといえば、ルームメイトのAmyがあまりの風呂嫌い(というか面倒くさがり)で、なんど「Take a shower!」といってもニヤニヤするだけで動かない・・・というのを毎日繰り返してたので、「I'll never come back to this smelly room」と言い捨てて、TVスペースに篭城してみました。シェアの部屋は本当にちいさいので、ちょっとしたことでめちゃくちゃくさいんですよ。
私が突然キレたので、部屋を片付けてシャワー浴びて謝りにきたんですが、まだ何となくニヤニヤしてたので「So what?」と冷たく追い返してみました。後で、もう二度と繰り返さないと約束して終結したんですが、次の日から周りの人にAmyが「So what?」といわれてからかわれてました。私が厳しいんじゃなくて、ほんとに臭かったんですよ。部屋がもう。。。
まぁ、あとはリンゴジャム作ったり、アップルタルトの作り方をフランス人に教えてもらったり、誕生日用にパウンドケーキ作ったり(失敗)、料理でもしてないと暇で仕方がないファーム生活でした。
このお金でエクスマウスいくぞーーー!
2月終わりごろから、ファーム仕事をさがしてたのですが、時期が悪いのか、なかなか見つからない。そんな中、同じ宿の Amy(台湾人)がアップルピッキングの仕事をもらってきたので、Yea(台湾)とコーヘイ君(日本)と一緒に行くことに。Manjimupというところ。
仕事が決まったよー、と、ここしばらく仲良しの Troy と Daniel に言うと、安くいけるバスを探してくれたり、ファームで使えるグッズをくれたり、今日はパーティーだとビールを山盛り買ってきてくれたり。顔が怖いのと良く酔っ払ってるのとで、日本人の皆様には敬遠されているんだけど、本当はものすごく良い人たち。外国人と話しなれているので、おしゃべりしててもストレスにならないし。
この日、Daniel と Mattiaz が考えたペットボトルロケットの実演をしてもらった。メタン詰めて火を付けるの。すごい音して飛んでった。。。
あと、宿にグランパというおじいちゃんが働いているのですが、「明日からファームに行ってくるね」と伝えると、ものすごくしょぼーーんとされた。
グランパはとても変な人で、なかなか会話が成立しなくて、ものすごい早口でいろいろ話かけてくるのをよく聞いてみると「Give me food」だったり「Look after me」だったり、「Cook for me」だったり、全部食べ物かいっっ。ご飯を作りすぎたときに試しにグランパを呼んで一緒に食べたら、ものすごく気に入られた。
早朝に部屋まで朝ごはんを呼びにこられたり(ちょっと変質者的)呼ばれて行ってみると朝からロブスターだったりサーモンだったりベーコンエッグだったり。粗大ごみの片づけをお手伝いしたらかわいいレストランで昼食+ケーキをご馳走してくれたり、たまに大量の肉や野菜を料理しろと持ってきたり、とにかく食べ物をたくさんくれた。蚊に刺されたのを見せたら虫除けスプレーくれたし、洗剤が切れちゃったと困ってたら持ってきてくれるし、なぜか突然アロエ石鹸くれたり、シャンパンを持ってきてくれたことも。
ファームに行く前日は、結構良いお値段のするステーキ肉を持ってきてくれました。Porterhouse なんて自分で買えないよー。おいしかった・・・。
当日は駅まで送ってくれて(本当は有料で宿に頼まなきゃいけないんだけど)、駅でおひるご飯買ってくれて、最初は面倒を見ていたつもりなのに、途中から面倒を見られるようになっていたようす。
旅立ちの日って、本当にお世話になった人たちに、もっと色々してあげたかったなぁ、といつも思うのに、それができない自分が歯がゆいです。
本当に、ありがとうー。またね。
気がつけば、パースで本当に何もせず、どこにも行かず、2ヶ月が経ってた。
最初のうちは、シェアルーム探そうとか仕事探そうとか思ってたんだけど、何だが探しているうちに面倒くさくなってきた。海外に来てまで、あえてやらんでも良いことだなぁと。別にこれといって珍しいものないんだもの。
ってことで、ジンベイザメが見れる Exmouth(エクスマウス)への移動を考えて、調べてみたところ、4月までホエールウォッチングの船がない!!地球の歩き方に3月から見れるって書いてたのですが、それはあくまで"出現する"って意味だったようで。。ちゃんと書いとけよ!2月中旬にジンベイザメは出現してたんですが、ツアーがない。。
と、4月まで特にやることがなくなってしまったので、ほとんどばっパーに引きこもってました。ポケーとしていたら誰かしら話しかけてくるし、ビールくれるし。ヘンプのアクセサリー作りをちょっと教えてもらったり、壊れたアクセサリーをリメイクしたり、ポイの練習したり、料理に少しこってみたり。
それでも2月の終わりごろから、本格的に間が持たなくなってきたのと、ベッドバグが出現したのとで、毎日の生活に"職探し"というオプションをつけてみました。3つぐらいのジョブエージェントに、「ファームのお仕事ありますかー?」とたずねて回って、たいてい「今日はないよ。また明日。」といわれておしまい。むなしい。
ベッドバグっていうのは、ダニの巨大なヤツです。寝ている間に噛まれて、超かゆい。最初はいなかったのに、いつの間にかベッドに繁殖していたようで、もう大変。足、腕、首、腹、いたるところに噛まれたあとが。日本に帰ったらお見せしますねー。汚いですよー。海外旅行保険を、人生で初めて活用しました。日に日に増えるバグ跡に、どんどん弱っていく精神状態。ベッドマットを3回くらい交換してもらって、やっと落ち着きましたが。
それでも宿を変えずに、ずっと Cheviot に滞在してたのは、立地が良いのと、フリースペースがくつろげるのと、安いのと、客が良いって理由です。パースに来てからでかい花火大会が4回ほどあったんですが、全部宿or前の公園から眺めてました。町まで近いので、バスが無料ってのもうれしい。
まぁ、そんな感じで、本当に何もしていないパース生活なのでした。ゆるゆる。
*** パースの風景 ***
*** ポイ遊び ***
タマミちゃん、ポイへい君
今までの人生で、この上ない堕落した生活を満喫しています。
朝起きて、あー、今日もあっついなぁ・・・と思って、ベランダでのんびり。
昼ごはんに何か適当に作って食べて、またベランダでのんびり。
夕方になってビールを飲んでのんびり。
夜ご飯食べてまたビール飲んでのんびり。
先日は、たまたま遊びに来ていたおじさんにご飯をあげたら、「仕事をしていないんだったら、ITの仕事を紹介するよ」と、仕事のオファーを頂いた。英語のスキルも、今の程度しゃべれてるなら十分とのお墨付き。
でも、もうちょっとのんびりしていたいので、一応保留。
そうそう、英語。
この前、TOEICの模擬試験を受けてきました。ListeningとReadingだけのテストでしたが、990点満点中、720点。思ったよりは良い点数で、まぁ満足。本番のテストでも同じくらいの点数になると良いなぁー。
あと、最近はポイというニュージーランドのマオリ族の女性の遊びを練習中。日本に帰ってから披露できるくらいになると良いなぁ。
なーんてほにゃほにゃとすごす、パース生活なのでした。もうちょっとのんびりしてくるよ。
シドニーで2週間ほど海辺を歩いたりピアノを弾いたりクマ作ったりした後に、Perth(パース)に移動してきました。何でパースなのかといえば、何となく・・・です。ツンに東北(ケアンズとか)よりパースの方がいいんじゃない?といわれたのも大きな理由。
東の端っこから西の端っこに移動するには、バス・列車・飛行機という選択肢があるのですが、時間はたくさんあるし、安いし、ということで列車にしました。インド洋と太平洋を結ぶから「インディアンパシフィック号」。わかりやすい。
シドニーの Central(セントラル)駅を出てから、パースの East Perth(イーストパース)駅まで、3泊4日。超長い。
1/19 14:55にセントラル出発。普通席のレッドカンガルーはほぼ満席。窮屈なのでラウンジカーでビール飲んだりコーヒー飲んだりをひたすら繰り返しながら英語のお勉強してました。ほかのお客さんとおしゃべりしてても良いのだけれど、4日間話しかけ続けられると疲れちゃうので、できるだけ目をあわさないように。。
1/20 昼過ぎにアデレード着。町に出ても良かったんだけど、そんなに興味がないので駅でぼーっとすごした。数時間後に出発。
1/21 列車はまったく止らず。軟禁状態に耐えられなくなってきた。外の景色は寝てもさめてもナラボー平原。オーストラリアは何でもでかいな。勉強にもさすがに飽きてきたので、ほかの旅行客とちらほら会話。「オーストラリアって良いよねー」と言われて、心底面倒くさい気持ちになる。否定はしないけど、同意できない。パプワニューギニアから来たおじさんは、何だかいろいろ笑わせてくれた。
1/22 10時ごろ、ようやくパースに到着。いろんな宿にTelするも、満室で困り果てていたところ、駅にピックアップに来ていたおじいさんの宿についていった。Cheviotという、最初に予定していた宿のひとつ。らっきー。
ってな具合に、非常に嫌世的な心境で過ごした4日間なのでした。
性格は慎重派と思われる事が多いですが、気合と根性で何でも解決しようとするフシがあります。ノリは体育会系。